10月4日 色づくまえに。
2006年 10月 04日
柿が色づく前に・・・
熟してしまうと少なくなってしまう
という、渋柿の中のタンニンが
まだ豊富に含まれている
この時期を逃すまい!と、
緑色の硬い渋柿を、沢山採ってきて
一つ一つ、ヘタを取って、潰して
柿渋液を作っています。
いくら、耐水性、防虫性、防腐性に優れている、お利口な天然塗料の
柿渋液とはいえ、まだ2年物が残ってるし、そんな大量の柿渋液を、
取り急ぎ使う予定も、必要性も無いのに、
潰すときに飛び散る、強力な染料でもある汁にまみれ、
着てるものを茶色に染めながら
クサイ思いをしてまでなぜ作るのか・・・・それは、
そこに、期間限定の青い渋柿があるから!
熟してしまっては、もう作れないという強迫観念に他ならないかも・・
つぶして、水にひたして、今日で4日目。発酵が進み
ビジュアル的にエグイから、画像は小さめに。。
明日、これを絞り、うす緑色した液を一升瓶に入れて、保存しておきます。
絞った布もいい色に染まるから、あらかじめ袋を作って置くか、
何か作りたくなる創作意欲が沸くような布で絞るといいと思う。
ワタシはテーブルセンタークロスで絞る予定。
2年くらい経ってる柿渋は
こんな色です。
唯一の欠点は、塗って1週間くらい、
独特な臭いがあたりに漂うこと。
記憶のすみに微かに残っているような
以前どこかで嗅いだことがあるような
レトロ感?あふれる臭いだし、
自然と消えていくから特に心配はないです。
ちょっと前にワタシは、これをどこかに塗ってみたい!
という、子供の頃、可愛いキャラクターシールを
冷蔵庫に貼りたかった衝動となんら変わらない
いたいけな;衝動にかられ、約1名の反対を押し切り、
なかば強引に、柱に塗ってみた。
お~塗ってよかったじゃん!って
みんなが納得するような
シブくてセピア感漂う色に仕上がり
すごく気に入ってます。
以前に書いた、頂き物の欅の板でのテーブル作成も、ぼちぼちと進捗してて、
近いうちに、そのテーブルにも柿渋塗って、仕上げの佳境に入れそうです。
by mimivo_ov
| 2006-10-04 14:43
| DIYのこと。